冬の日を
モンシロチョウは、
成虫のあの姿で耐えるのですが
エサ(花蜜)も全然ないことですし、
石の裏とかどっかの隙間とかで
春の夢を見ているのでしょう
僕ももうどっからどう見たって成人なので、
冬の日は成虫越冬に準じたいものです
なにも幼虫のように頑張らなくても
いいのではないか
という気がしてなりません
春になったら
成虫越冬したモンシロチョウは、
ぼろぼろになった羽を広げて
ふらふら飛ぶんです
そして雄なんかは、セックスして死ぬんです
雌は卵を産むけど、すぐ死にます
冬に夢見る春というのは
セックスして死ぬことなのです
もしも
成虫なのに、季節の向こうまで生きるのであれば
(普通、成虫は越冬しません。秋までに託して死にます。)
せめてそういう夢を見て、
うとうと過ごそうじゃないか
というのが
虫たちの冬なのですが
僕はかなり賛成です
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