落書き・愛のない恋人たち

愛のない恋人たち
冷えをコートで遮り
家に入ったら裸になる

暖房を入れて
食事もそこそこに
セックスしかしない
それ以外のことになると
これは失敗作だと気づく

愛の贋物の
偽物の
そのまた偽物の
さらに偽物は
つまり5流
5流の愛だけど
いつか思い出になることを信じて
粘膜をどす黒くさせていく

粘膜が皮のように干乾びたら
許すも憎しみむも無化して
ただの老いぼれになる


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コメント

“落書き・愛のない恋人たち” への3件のフィードバック

  1. 西の子
    西の子

    本当は自分の女性器の写真を添付したかったですがやめます。

  2. /e
    薔薇*

    西の子さん!
    相変わらず弾けていますね。
    詩は恥部である、と言う考え方からすると
    グッドアイデアかも・・。

    ところで
    女性はある年齢に達すると
    (私の場合は49歳前後でしたが)
    露骨な性表現はいやいやも~勘弁してくれとなるようですね。
    でもそれが人生からもあがっちゃうとはならないらしく
    みるもの聞くものが年々深く天然色になったのは
    五十代以降でした。
    ゆきずりのただの老いぼれにしか見えない人たちが
    どのような一瞬一瞬を生きているかを
    一度想像してみて下さいね。

    聞くところによると
    男性もその状態になるときがあるのだとか。
    どういうことかは想像するしかないのですが。

    秘すれば花、として先人達が
    つかず離れずのところで
    表現をこらしてきたのは
    やっぱり賢い選択だったのかもね。

  3. 西の子
    西の子

    わたしは薔薇さんが何をおっしゃってるのかはよくわかりませんが、めちゃくちゃおもしろいヒントを言っているのはわかります。天然色かあ。宝石みたいになっていくのかな。

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